2010-06-13

時事的な話、

    どうもこんにちは、



  最近は暑いですね、やっと夏らしくなったなあと思うだけど、あれまだ梅雨来てなくね?、みたいなそぼくな疑問もあります、



  さてそれでなにかありましたかね、、菅政権が発足してマスコミが敗北を認めて、後はどれだけ議席をつむかということですが、

  逆にいうと特にこれというものもなく、ある程度形が固まるとやる事がないですね、



  まあこれから動きがあるとしても、それは参議院選挙後でしょうから、そうなると今の段階だとこれというのはないですね、


  いつもは選挙前というと、自民党のお笑い首相芸人が何らかの芸を見せて、われわれを楽しませてくれるのだけど野党にいってしまったのでもうしないようですし、



  こうまできっちり決まってしまうとやる事がないけど、

  まあただ去年の衆議院選挙が実質的な最終戦でしたから、今回の参議院選挙は掃討戦に過ぎないと思っていたので、想定通りではあるのですが、実際起きてみるとなんとなく物足りないですね、



  ということであまり書くことはないのですが、なにやら菅氏に対する批判があるようなので、ちょっと書いてみましょうか、
  


  菅氏に対する批判は、妥協的であり今までのあり方を踏襲し、低いものに下がってしまったのではないかという批判がある、



  それは確かにそうだ、そもそも鳩山氏に比べると菅氏は、それほど強引な人ではなく妥協もする人である、

  そりゃ育ちが一般市民ですから、鳩山氏のような妥協をしないで生きるなどという、ロマンティスト的な発想を持つことはないでしょう、

  現実的にいえば妥協もあるわけですから、菅氏もそういうスタンスはあるはず、



  だから色々な権力が、鳩山氏をやめさせて菅氏にしようとしていたわけで、強引で無茶なことをする鳩山氏ではなく、

  見た目と違ってけっこう妥協する菅氏に変えようとしていたのは、前々から見えていたから、そういう形が起きて批判が起きているというのも分からなくはないのだけど、



  しかし、では小沢氏にするということも出来ないわけで、

  このまま行けば参議院選挙に勝ったのは菅政権になるし、その政権を否定するのは内部権力が民主主義を否定することになるのだから、それは民主主義国家では出来ない、



  だからどっちにしろ菅政権を続けるしかなく、その中でどう革新的に政治を変えていくかという、直接的な行動から間接的な行動をもって、流れを変えるということをしなければならない、



  これからの菅政権に対しては、政権によって政治を変えるというよりは、政権の中で政治を変えるという発想を持つ必要があり、ある種の安定期的な発想にはなっているのだろう、
  

  まさか八ヶ月で安定期に入るとは思わなかったけど、自民党の再起はしばらくは無いだろうし、そういう意味では今までの考えをちょっと変えなければならなくなってきているようには感じます、




  後は、そうですね、ではちょっと普天間基地問題について書いてみますか、もしかするともう書くことはあまりないかもしれないので、



  それで普天間基地問題だけど、ずいぶん長いこと書いてきましたね、この問題、

  結局あまりうまくは行かなかったけど、ではひとまずはなぜうまく行かなかったのか、ということでも書いてみますか、



  鳩山氏が普天間基地問題に対して、うまく行かなかった原因として考えられるのが、官僚をアメリカが買収済みであったことと、もう一つが沖縄内部の権力との対立があると思います、



  アメリカによる官僚の買収は、これはテレビで外務省に関係の深い民主党議員がいっていたのだけど、今の外務省というのはアメリカ閥というのが非常に強いらしいんですね、



  外務省というのは、それぞれ相手国ごとに派閥みたいなものがあるらしく、元々はいろんな国の派閥ごとに対立をし、それによってバランスもとっていたようだけど、



  それがアメリカが外務省の内部に介入してきて、人事等の嫌がらせをしてアメリカ閥以外の人を干して、それ以外の派閥を縮小させてアメリカの権限を拡大し、外務省を実質のっとるようなことをしたらしい、



  まあ私は別に外務省の人間ではないので、それが事実なのかどうなのか確かめようはないのですが、外務省に関係の深い民主党議員がいっていたから事実なのでしょう、


  それにここしばらくをみても、鈴木宗男氏や佐藤優氏のような、ロシア閥の人に対する排除が行われているわけですから、そういうことがあった可能性はあると思います、



  次に沖縄内部の権力を見てみると、実はこれも普天間基地の問題なのですね、

  
  普天間基地問題というと政府が圧力をかけて、それによって沖縄の人が虐げられていると一般的には思われているようですが、どうも違うようなのですね、



  例えば今のシュワプ海岸の埋め立て案、これを提示したのは沖縄側なんですよ、


  当時の政府では、沖縄の普天間基地移転先をシュワプ陸上案、つまりはキャンプシュワプというところにある、アメリカの基地内部に滑走路を作る案を政府側が考えていたのに、



  現地の沖縄の住民が、米軍と直接交渉をして現行の埋め立て案にしてしまったらしい、



  そこら辺の経緯ははっきりはしないのですが、たぶん自民党の県議とかが利権のために動いてアメリカ側と独自の交渉をし、地元の建設業者が入れる埋め立て案にしたらしい、



  この二つから考えて、鳩山氏が間違った、もしくは失敗したといえるのは、官僚に対するアメリカの買収が過度に進んでいたこと、それと沖縄内部の建設を望んでいる声が非常に強いということ、


  実際は望んでいるというより、望んでいる勢力の権力が強いというものかもしれないけど、事実としてあるのは現行の埋め立て案は政府の圧力によるものではなく、現地の人が自分の意志で決めたことであるということ、



  だから、外部の人からすれば沖縄の基地であるといって、それを排除すればいいと考えがちにはなるが、それに対する反発も沖縄では非常に強く、それほど単純に反対をしているわけではない、



  そしてこの二つが普天間基地問題で、普天間基地問題では防衛大臣、外務大臣とその省の官僚の行動が異常だった、


  防衛大臣や外務大臣は内閣の一致を最初から否定し、鳩山氏にいの一番に歯向かっていた、



  官僚もそうだよね、マスコミに対するリークはすべて官僚が行っており、鳩山氏が何もしていないのになぜか建設計画が発表され、鳩山氏が不利になる情報をすべてマスコミに流していた、


  また、最終的な日米合意に対しても、鳩山氏にはまったく関与させず、すべてを官僚が取り仕切っていた、



  政治の形として、今の日本政府では官僚の過剰権限というものがあり、官僚のほうが内閣総理大臣より権限が強く、

  その過剰権限と、官僚によるマスコミへのリーク情報によって、普天間基地問題がうまく行くことがなかった、


  鳩山氏はこの問題を解決する権限が最初からなく、官僚はそれを妨害するために徹底的に、マスコミと共同して嫌がらせをしていた、


  昔から官僚に何かを話すと、すべてマスコミに流れるといわれているらしいが、今回もその形が出ていたわけで、マスコミと官僚の妨害工作というものが問題点としてあった、



  で、沖縄の問題に対しては、沖縄内部の権力というものは、それほど単純に基地を否定しているわけではなく、埋め立て方式にしたのは現地の沖縄県民である、


  正確には(土建屋の)県民というのが事実でしょうが、ともかくそういう勢力が埋め立て方式に計画を変え、沖縄県内には強い基地建設賛成派がいるということ、



  それは理念としては間違いであるのだけど、基地の建設費用というのは1兆くらいあるらしいから、

  グアムの移転費用も1兆くらいかけているのを見ると、その金になびく人が多かったとしても不思議ではない、



  さすがに1兆ともなると、目の色を変える人も多いでしょう、



  だから鳩山氏が沖縄県内には行って反発を受けたのは、

  一つには純粋な反発であったけど、もう一つとして1兆円をふいにされることに対する反発もあったと思う、


  その二つが合わさって、鳩山氏の普天間基地問題への対処は頓挫し、うまく行かなかったわけです、



  ではこれをどう変えるかなのですが、


  一つには外務省や防衛省に対する、アメリカの影響を大幅に下げる必要がある、

  個人的には外務省や防衛省に反米的な人、もしくはアメリカにものをいえる人をおいて、省内改革をしていく必要性があると思う、


  今の北澤氏や岡田氏のような操り人形では何の役にも立たないので、一回彼らを切り取って別の人に変え、防衛省や外務省におけるアメリカの影響力を大幅に削る必要がある、



  ただそれが出来るのは数年後でしょうけどね、

  日本はそういうスパイ活動とでもいうような、国内の政治への外国勢力の介入に対して、殆ど考えてきてなかったですから、その盲点を突かれてしまったということなのでしょうけど、


  この問題をまず解決しないと、日本の外交はアメリカのいうことしか聞かない、そして日本の軍事はアメリカのいうことしか聞かないのでは、普天間基地の解決などは出来ないので、それを変えていかなければならない、



  次に、沖縄内部の勢力に対しては、自制を促すような形を持つ必要がある、

  つまりは自民党やそれに類する勢力の一掃が必要であって、民主党が沖縄の市議もしくは県議において過半数に近い議席を得れば、普天間基地問題は沖縄内部においても解決する可能性は出てくると思う、



  そもそも普天間基地問題とは、政治の問題というよりはアメリカの手先になった官僚と、アメリカと取引をした沖縄内部の勢力の問題であって、

  その二つの排除があってこそこの問題は解決をし、逆に言えばこれがなければ解決をする可能性はないと思う、



  であるから、まあ数年は無理でしょう、よほどの事がない限りは無理だと思う、

  実際菅首相も、この問題は時間がかかる問題だといっているが、まあそうだろうね、すぐに解決する可能性はなく、下手をすると十年以上かかる問題になるかもしれない、



  そしてその原因もやはり小泉政権にくるわけで、十年前に政権交代をしてればこんな問題は起きていないわけだから、その十年分の借金を少しずつ返していくことになるわけで、それを数ヶ月でやろうとした鳩山氏は確かに無理があったかもしれないが、


  ともかくよほどの事がない限りは、普天間基地問題は解決することはなく、解決する方法もない状態であり、まずは官僚と沖縄内部の形を変えていくことになるのではないかと思います、






  

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